スペインと日本とのギャップ
このたび「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」というアニメの舞台探訪として、
スペインの「クエンカ」「アラルコン」という街へ旅行しました。
これが初めての海外旅行でしたので、現地で感じた色々なギャップや気づきについて記そうと思います。
トイレ利用が有料の場合がある
いきなりトイレの話で恐縮ですが、結構印象的だったので。
これはマドリードのアトーチャ駅で出くわしました。
駅のトイレを使おうとしたところ、入り口に入場ゲートのようなものが。
そう、利用料を投入しないと中に入れないのです!
紙幣は使えないみたいでしたので、緊急時に備えて常に小銭を用意しておかなければなりませんね。
トイレに便座がないという話
旅行前の下調べで、スペインの公衆トイレには「便座」が無いとの情報を得ていました。便座がないので、空気椅子で用を足しているのだとか何とか…。
実際、クエンカのバスターミナル内のトイレや、旧市街近くの駐車場のトイレなどには便座が無かったです。これはなかなか不便でしたね。
ですが駅の有料トイレや空港のトイレにはちゃんと便座がありましたので、便座を使わないのがスペイン文化、というわけではないようです。
個室トイレに鍵がないことがあり、焦った
トイレの話ばかりで本当に恐縮なのですが、個室に鍵がかけられないのには本当に参りましたw
それほど多くのトイレを巡ったわけでもありませんが、便座がないトイレは決まって鍵も付いていなかったと思います。
それでも平然と用を足している人も見かけましたので、慣れの問題なんでしょうね。
自動販売機の硬貨の入れ方が日本と違う
左の画像が日本でよく見かけるコイン投入口で、
右の画像がスペインの自動販売機のコイン投入口。なんと、穴がないのです。
初めは戸惑いましたが、円形の枠にコインを1枚乗せてレバーを上にスライドさせることでお金を入れることができます。
1枚乗せてスライド、次の1枚を乗せてスライド…といった具合。
ちなみに、商品を選択する際も番号を入力して購入する方式が一般的でした。
(日本の自販機のように、商品ごとにボタンがたくさん並んでいるものは見なかったかも。)
暑いのに不快感がない
スペイン滞在中は暑い日が続いていたのですが、空気が乾燥しているせいか、全くと言っていいほど不快感がなかったです。
日本の場合、夏はどうしても湿度が高くなるので汗をダラダラとかいてしまいますが、スペインでは制汗剤も不要そうなほどカラッカラです。
タトゥーをしてる人が多い
とにかくタトゥーしてる人が多いです。タトゥーがまったく珍しくない!
初めはチラチラ見てしまいましたが、不思議なもので、見慣れてしまうと全く気にならなくなります。
日本では温泉に入るのを断られるほどまだ抵抗のあるものですが、なかなか強烈に文化の違いを感じられる一面でした。
雨が降ると街中がケミカルな香りに
雨が降ると、なぜか道路が泡立ちます…そして街がケミカルな香りに包まれます。
日本でも雨が降ると独特の香りが立ちますが、あれのスペイン版でしょうか?
それとも洗剤か何かの香りなのか…結構街中泡立ってましたし。
道路事情 歩行者の横断が優先、車は待ってくれるのが普通
道路においては都会でも田舎でも、スペインでは徹底的に歩行者優先でした。
日本では車の通行が優先、道路を渡りたい歩行者は車の流れが切れるのを待つのが常識ですが、 スペインではこれが真逆というギャップ。(もちろん信号のある場所では自動車も歩行者も信号に従います。)
筆者が自動車教習所に通っていた頃の記憶では、試験中、歩行者に道を譲らなかった場合は即不合格だったはずですが…現実では譲ってくださるドライバーさんの方が珍しいですね。
おわりに
日本から出たことのなかった筆者にとって、スペイン旅行は色々な文化のギャップを肌で感じられる良い機会となりました。
どちらの方が優れている 、という話ではないのですが…やはり慣れた日本が好きですね。特にトイレ。日本のトイレは便座が必ずあるし、清潔ですし、無料です。