4ヶ月弱でTOEICを320点から830点まで伸ばした話
怪しい教材の勧誘みたいなタイトルになってしまいましたが、筆者の実体験記事です。
自分でもこれほど点数が伸びるとは思ってもみませんでしたので、忘れないうちに勉強法や教材について共有するための記事を書いておこうと思います。
320点の時の証拠がなくて恐縮なのですが、830点のときのスクショです。 ↓
使用した教材と勉強法
DUO 3.0
「重要単語1600語と重要熟語1000語を560の例文に凝縮」というのが売りの参考書。
約1時間で全例文を読み上げてくれる復習用CDとセットで学習するのがオススメです。
例文がユーモラスだったり、ストーリー形式になっていたりしますので継続して学ぶのが苦になりません。オススメの参考書です。
筆者はこの参考書を高校生の頃使用しており、当時は例文をほとんど暗記してしまうほど使い込みました。
大学受験を終えて以来数年間ずっと英語から離れていましたので、英語リハビリ教材としての意味も込めてこのDUO 3.0を選んだわけです。
- 作者: 鈴木陽一
- 出版社/メーカー: アイシーピー
- 発売日: 2000/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 197人 クリック: 3,012回
- この商品を含むブログ (723件) を見る
TOEIC公式問題集
公式問題集に触れる最大の意義は、公式スピーカーによるリスニング問題を体験することにあると思います。TOEICを受験するならば必ず購入しておきたい問題集です。
TOEICスピーカーの英語には、それぞれ出身国特有の「訛り」があります。
この訛りのせいで「アメリカ英語は聞き取りやすくてもオーストラリア英語はさっぱり聞き取れない…」といった問題が起こるわけです。
公式問題集のリスニング問題に触れておけば、こういった自分の苦手を把握して対策を考えることができます。
もちろんリーディング分野における出題傾向を把握しておくという意味でも、公式問題集は外せません。
例えば、スマホのチャットアプリのような形式の問題は最近になって出てきた新傾向らしいです。
またマークシートが付属していますので、ぜひ時間を測って本番さながらの緊張感を味わいながら問題に臨んでみてください。
パートを解く順番でも、マークシートの塗り方でも、自分なりに効率の良い進め方を知っていれば本番で時間を稼ぐことができます。
筆者は当時の最新版問題集である「4」を購入しましたが、参考リンクには2019年11月現在の最新版である「5」を掲載しておきます。 ↓
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 5
- 作者: Educational Testing Service
- 出版社/メーカー: 国際ビジネスコミュニケーション協会
- 発売日: 2019/06/21
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログを見る
スタディサプリ ENGLISH
今回私がメインで使用した、リクルートの英語教材です。TOEICの勉強法についてネット検索したことがある方ならば、1度は目にしているのではないかと思います。
(色んなところでオススメされているため、かえって「怪しい教材なんじゃないか」と疑ってしまうほどですが、筆者も大変お世話になった教材です。)
■スマホアプリが便利
スマホアプリの優秀さが、スタディサプリENGLISHをオススメする一番の理由です。
単語帳を見たり、短めのリスニング・リーディング問題を解いたり、講義動画を視聴したり…といったことがスキマ時間にサクッと行えます。これが本当に便利。
筆者は始めの1ヶ月くらいは単語帳だけ進めていたのですが、徐々に通勤時間にリーディング問題を解くことが習慣化しました。英文を読むスピードが早くなってくると、パート6~7の長文問題でもスキマ時間に解けるようになりました。
■もちろんPCでも学習可
パソコンでも同じ内容の問題や講義を利用することが可能です。
私は当時、外出中にイヤホンをする習慣がなかったため、通勤中のスキマ時間はリーディング対策、帰宅したらPCでリスニング対策をメインに勉強を進めました。
■勉強時間や継続日数が「見える」
スタディサプリENGLISHでは、その日の勉強時間や継続日数がトップページに表示されるようになっています。
この勉強時間の記録というものが継続して学ぶ上で意外と大事なものでして、スキマ時間の勉強でも1日を振り返ればトータルで結構な時間になっていたりします。勉強を続けていく中でこれがなかなか励みになるのです。
「今週はサボリ気味だな」「今日は結構がんばったな」といった感覚的な振り返り方でなく、「現在○○日勉強継続中」「今週は全部で○○時間勉強した」などのデータが数字で示されるので、ゲームで経験値をためていくような楽しみがあります。
(番外編)オススメのマークシート用シャーペン
教材ではありませんが、今回の試験で「マークシート用シャーペン」なる便利アイテムがこの世に存在することを知りましたので、Amazonのリンクを貼って共有させていただきます。
要するに「太い芯のシャーペン」だと思っていただければ良いのですが、これを使うと鉛筆で塗るより断然早いです。マークシート系の試験を受ける方にはぜひともオススメいたします。
筆者はこのシャーペンを試験前ギリギリに注文し、練習もそこそこに本番で使ってみたのですが、なんと初めて時間内に全問解き終えることができました。見直す時間も2~3分残っていた状態。
「すべてはこのシャーペンのおかげ!」などと結論づけるつもりはありませんが、マークシートを塗る時間を短縮できたことで時間を稼げたのだと思っています。
コクヨ シャープペン マークシート 最適セット 1.3mm PS-SMP101D
- 出版社/メーカー: コクヨ(Kokuyo)
- 発売日: 2013/09/11
- メディア: オフィス用品
- この商品を含むブログ (3件) を見る
おわりに TOEIC800点台をとってどう変わったか?
一番の変化は、英語に対する抵抗感が少なくなったことだと思います。英語の勉強が習慣化した当然の結果といえばそれまでなのですが…。
英語でコミュニケーションがとれるようになったか?というと、
コミュニケーションレベルはほとんど変化なし です。
今回の勉強で身についた力は、あくまで「TOEIC Listening & Reading Test」でスコアを稼ぐためのものでした。
「テスト用の英会話を聞きとる」「テスト用に誰かが書いた英文を読む」ための力が多少ついたところで、「英語で自己表現する力」は身につかなかったのです…。
英語で自己表現するには、自分の考えを英語で組み立て、話すor文章にする、というアウトプットの訓練が必要です。
当然といえば当然の話ですが…どうにも、周囲の人にこのことを話すと意外な顔をされてしまいます。
それでも先ほど書いたように、今回の試験結果やこれまでの勉強で少し自信がついたのか、英語への抵抗感が和らいだことは事実です。
別記事で紹介した海外ひとり旅へ出発する気になったのも、今回の経験があったおかげだと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。